国内でのボクシング活動のできない亀田ジムが新会長を迎えて再スタートを検討していることが14日、明らかになったとのニュースが飛び込んで来た。実は内々に知らされてはいましたが、その人は元協栄ジムの大竹重幸氏。
JBCは3兄弟が国内で選手活動を再開できる道筋は残しておきたいとして、3兄弟の他ジムへの移籍、もしくは、亀田ジムに新しい会長、マネージャーを置き出直す手段があることを明らかにしていた。
数ヶ月前。
「大竹さんみたいな人がやるしか、新会長なんて認められないでしょう」
「そんなのやるわけないだろう!」
そんな会話がありました。しかしその後、「選手には罪がない。国内で活動を再開できる道筋は残しておきたい」とするJBCの意向に対し、協会サイドもそれに応える形で、亀田ジム再興の新会長には大竹氏を推薦する形になった。
「本田会長からも推薦されたら、断れないよ」(大竹氏)
大竹氏は元世界フェザー級王者西城正三(協栄)選手に憧れ、中学1年で協栄ジム入り。高校1年生で具志堅用高(協栄)選手と一緒の岐阜インターハイに出場。具志堅選手の下宿先であった元世界王者・上原康恒(協栄)選手から、「大竹、具志堅というのが行くから頼むよ」と言われたほど、協栄ジムでの顔は古い。
Sフェザー級ランカーとして活躍し引退後、直ぐに協栄ジム・マネジャーに就任。マッチメークに携わる傍ら、トレーナーとして選手育成にも力を注ぎ、佐藤修、坂田健史の2人の世界チャンピオンを育て上げ、ディ・タウンゼント賞も受賞。
先代・金平正紀会長の下で様々な経験をし、30年以上に渡り、長年、名門・協栄ジムの“番頭”としてジムを支えてきたが、昨年、その職を離れていた。
今後は、日本ボクシングコミッション、日本プロボクシング協会の審査で、その是非を問われることになる。
『しかし、大竹氏のこれまでのボクシング界への貢献、実績は、その人格を考慮すると、亀田ジムの再スタートのキーマンとなることは間違いない』。(THE PAGE)
傀儡では会長職は受けられませんし、認められない。また、「やるつもりもないよ」(大竹氏)という条件での亀田ジム再興方策。
ボクシングファンの皆様、信じて正式発表をお待ちください。