WBA(世界ボクシング協会)は、ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に対し、同級2位ジャロッド・フレッチャー(豪)との対戦を義務付けた。交渉期間は5月30日までで、両陣営が合意に達しない場合は入札となる。
ゴロフキンが望んだフリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)との対戦は、チャベスjrがフリーエージョントを望み、トップランクとの契約延長を拒否。現時点での対戦はなくなった。
フレッチャーは今年2月、モナコでゴロフキンと同じリングに上がり、WBA同級インターナショナル王座を獲得している30歳で、戦績は18勝(10KO)1敗。唯一の敗戦は、2012年9月、英国で現WBO同級1位ビリー・ジョー・サンダース(英)に2回TKO負けを喫したもの。
無敵王者ゴロフキンの次戦は、米国開催HBO放映が予定されているが、米国内でのフレッチャーの知名度は全くといってよいほどなく、このカードの放映は難しそう。
アメリカン・ドリームへチャレンジ中のゴロフキン。好敵手との対戦チャンスを掴む日は、もう少し先になりそうだ。これも強いがゆえ・・・。