元2階級制覇王者粟生隆寛(帝拳)選手が、3階級制覇への前哨戦リングに登場。ライト級10回戦で、マルコ・アントニオ・ロペス(メキシコ)と対戦した(23日・大阪城ホール)。
元WBC米大陸Sフェザー級王者ロペスは、デビューから18連勝の記録を持つ26歳。23勝(14KO)4敗。
東京からやって来た須藤尚紀氏が、リングアナを務めた。
カムバック後の2戦は、2回、初回と早いKOで勝利を飾っている元王者は、自信満々でコールを受けた。
試合開始。粟生選手は、積極的に攻勢を仕掛ける。
攻撃的スタイルで、上々の立ち上がりを見せた粟生選手。
しかし、ロペスにもまだ余裕がある(2回終了後のインターバル)。
第3ラウンド終了。貫禄の粟生選手。
4回、元王者の左ストレートがメキシカンのガードを突き破る。
しかし、ロペスは固いブロックで元王者のパンチをブロック。
ぐらつく場面はほとんどなく、盛んに打ち返すしつこさを見せた。
第6ラウンド。偶然のバッテイングで右目上をカットした粟生選手は、ドクターチェックを受ける。
出血しながらも、ロペスを責め立てる粟生選手。しかし、決定的場面は作れない。
ロペスのパンチを被弾する元王者。
いつになく積極的に攻め込む粟生選手だが、ロペスはタフな相手だった。
試合は規定の10ラウンドを終了。粟生選手の手が上がった。
スコアは96-95、99-91、98-94の3-0。
勝者は、「カッコいいところを見せられなかった」と苦笑い。
「自分にがっかりした」という粟生選手は、「もっと自分を磨くだけ」と課題をあげ、3階級制覇チャレンジの時を待つ。
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