V10。具志堅用高(協栄)選手の持つ世界王座防衛記録13度に続く記録を持つ、世界バンタム級王座10連続防衛の元2階級制覇王者長谷川穂積(真正)選手が、3階級制覇へのチャレンジに失敗。IBF世界Sバンタム級王者キコ・マルティネス(スペイン)の前に無念のTKO負けを喫した。
第2ラウンド。ダウンを喫した長谷川選手は、自らのコーナーを見やった。ペドロ・フローレス(メキシコ)にダウンを喫した具志堅選手が、ちらり自とコーナーに目を向けたシーンが記憶によみがえる。
第7ラウンド開始前のインターバル。
「山下会長と長谷川選手のやり取りを聞いていて、涙が出てきそうでしたよ」(山田純夫氏)
具志堅選手、ダウン寸前の赤コーナー。
ペドロ・フローレス(メキシコ)のしつこい連打の前に、巨星は最後の時を迎えていた。
選手と苦楽を共にしてきたスタッフにとっては、とても信じられなく、悲しいシーンであり、現実を受けとらなければいけない瞬間。
金平正紀会長(協栄ジム初代)の投げ入れたタオルで、具志堅選手は王座を明け渡す瞬間を迎えた。
長谷川選手も、また、第7ラウンド2度目のダウンと時を同じく、山下会長がタオルを投入。
そして試合はストップされた。
悲しい気持ちになったファンは数知れない。
しかし、「ボクシングをしててよかった!」
この長谷川選手の言葉に、「応援して良かった」と思えるファンは、数知れないことだろう。
今はゆっくりと、次の言葉を待ちましょう!。
応援、深く感謝です!→
【ミニグローブ・ペアセット】 【ミニグローブ・キーホルダー】 【レプリカ・グローブ】