23日、大阪城ホール。WBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介(帝拳)選手は6度目の防衛戦に挑んだ。”神の左”を持つ王者は、現在4連続KO防衛中。自信に満ちた表情でリングに登場。
挑戦者は同級3位にランクされるシュテファーヌ・ジャモエ。ベルギー初の世界チャンピオン誕生の期待がかかる24歳は、強い闘志を秘めて日本のリングに上がった。
準地元である大阪のリング。大観衆を前にコールされたチャンピオンは、揺るぎない自信に満ち溢れていた。
試合開始から得意の左ストレートを上下に散らし、主導権を奪った山中選手。
第2ラウンド。早くも王者の左ストレートが炸裂し、挑戦者はキャンバスへ吹っ飛んだ。
ジャモエのガードの間を叩き割って炸裂する山中選手の左。この夜は、より一層の破壊力を見せつけた。
顔面を腫らしながらも、勇敢に王者に立ち向かった挑戦者。
数は少なかったが、この夜は王者の右も切れ味十分に見えた。
第6ラウンド。山中選手は右手のプッシングで減点1を取られる。
しかし、そんなこともお構いなしに王者の左は挑戦者を襲う。
8回開始直後にはボディへの左ストレートで、この試合2度目のダウンを奪う。
そして8回終了間際、王者の左がきれいに挑戦者の顔面を捉えると、ジャモエはこのラウンド2度目のダウン。
第9ラウンドを前に落ち着いた表情でセコンドの指示を聞く山中選手。
そして、このラウンドが開始された直後、王者の強烈な左ボディストレートが絶妙なタイミングで挑戦者を捉える。
もんどりうって崩れ落ちたジャモエ。ヘクター・アフ主審は即座に試合をストップ。
9回11秒TKOで山中選手が6度目の防衛に成功。
狙い過ぎを反省したチャンピオンだが、狙って倒せるのは凄い。
ラスベガスのリングでの戦いをを希望するチャンピオン。
強い相手との戦いが、さらなる山中選手のレベルアップに繋がっていくことだろう。
いや、強かったですね!。
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