WBC世界Lフライ級王者井上尚弥(大橋)選手が、日本人最速のプロ6戦目で世界王座奪取を果たした同じ夜、井上選手の実弟拓真選手がプロ2戦目で世界ランカーに挑戦。父真吾トレーナーに見守られ、緊張の面持ちでリングに上がった。(4月6日、大田区総合体育館)
対戦相手はWBA世界Lフライ級4位ファーラン・サックリンJr(タイ)。昨年大晦日、前WBA世界ミニマム級王者宮崎 亮 (井岡)選手を3回KOに破ったのに続く、日本リング登場。
試合は50キロ契約の、ノンタイトル8回戦。
多彩な左で試合をリードしたのは井上選手。
ファーランは井上選手の打ち終わりに右を合わせる。
第4ラウンド。試合の流れを変えようと、劣勢の世界ランカーは前に出る。
接近戦で左フックを振るうファーラン。
接近戦に応じた井上選手は、ここでも世界ランカーにペースを明け渡さなかった。
ファーランの右が井上選手を襲う。
後半、ペースアップした井上選手はボディブローもおり交ぜ、世界4位を攻めた。
試合は最後まで危なげなく戦い抜いた井上選手が勝利。
スコアは3者とも79-73の3-0で、井上選手の完勝。
兄よりも野性味を感じさせる風貌を持つ18歳は、「すごくいい経験が出来た。自信になった」。
プロ2戦のキャリアで世界ランクにも名を連ねることになった拓真選手は、「どれか一つでも兄の記録を超えたいと思っている」と、負けん気をのぞかせた。
「弱い選手とは戦わない」という井上兄弟の、今後のマッチメークが注目される。
井上尚弥 vs NHKアスリートの魂!
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