日本フェザー級王座決定戦(6日・大田区総合体育館)。青コーナーから登場は、これまで20戦無敗・19勝(3KO)1分・の日本フェザー級2位緒方勇希(角海老宝石)選手。これが初のタイトルマッチ。
赤コーナーは日本同級1位細野 悟 (大橋)選手。元日本、東洋・太平洋王者は、3度の世界戦も経験している30歳。WBA最新ランキングは3位。4度目の世界王座チャレンジへ向け、ここは負けられない。
試合開始。先制したのは緒方選手。
身長、リーチで上回る緒方選手は、フットワークを使いロングレンジからの左リード、コンビネーションを駆使して中盤まで試合を有利に進めた。
第4ラウンド開始。スロースタートの細野選手の追い上げが始まる。
プレスを強めて前進する細野選手。
緒方選手のテクニックが冴えた前半戦。ジャッジ3者のスコアは、48-47でいずれも緒方選手のリードとした。
第7ラウンド。緒方選手の右ストレートが細野選手を捉えた。
しかし、8回からプレスを強めた細野選手は懐に入り込み、左右の強打をヒット。
必死に応戦する緒方選手だが、細野選手の強引なインファイトにペースダウン。
第9ラウンド。さらに追撃の細野選手。
そして試合はいよいよ最終ラウンドへ突入。
開始間もなく、細野選手の”バズーカ”砲が炸裂すると、ついに緒方選手はダウン。
立ち上がった緒方選手は必死のクリンチでピンチ脱出を図るが、細野選手はそれを振りほどいて、追撃の連打。
ここで杉山主審が割って入り、試合はストップ。TKOタイム10回34秒。
「こんなにパンチをもらってはダメ。スタートダッシュできるかが課題」
立ち上がりの拙さを反省した新王者は、「次こそは絶対に獲りたい」と、4度目の世界王座挑戦に意欲を見せた。25勝(19KO)2敗1分。
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