WBC世界Lフライ級タイトルマッチ。王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)vs挑戦者井上尚弥(大橋)の一戦は、前半の第4ラウンドを終了。場内に発表された4回終了時のスコアは、ジャッジ3者が40-36で挑戦者のリード。 = 第4ラウンドまで =
第5ラウンドは激しい打ち合い。
「あそこまで打ち合ったのは初めて」(井上選手)
しかし、ここでも打ち勝ったのは井上選手。
試合は第6ラウンドへ。
エルナンデスも必死の形相で打って出る。
重いボディブローで井上選手の動きを止めようとするのだが。
この回終盤。挑戦者の見事な右ストレートが王者を襲うと、エルナンデスはキャンバスへ崩れ落ちた。
立ち上がったチャンピオンだったが、ダメージを見て取ったグリフィン主審は、ここで試合をストップ。TKOタイム6回2分54秒。
ガックリ肩を落とすエルナンデスの後方では、井上選手が勝利の喜びを爆発させる。
小学校1年生から夢見てきた世界チャンピオン。父との二人三脚で、ついにその座を掴み取った。
大橋秀行会長も新王者に抱きついた。
6戦全勝(5KO)。日本人最速での世界タイトル獲得は、強い王者を相手に堂々たるものだった。見事な試合でした。
「強い相手で苦しかったけど、本当に楽しかった」。そして新王者は、「ボクシングは素晴らしい」と付け加えた。
「感無量です。コツコツやってきたかいがありました。頼もしい息子を持ちました」
家族力で世界王座を獲得した井上一家。
プロ転向に際しては、「強い相手としか戦わない」という条件をつけて大橋ジム入り。
今後も、「世界王者に恥じないマッチメークで具志堅さんの防衛記録を塗り替えたい」と次の目標を宣言。
楽しみなチャンピオンが誕生しました。
応援、深く感謝です!→
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