4日、IBF世界バンタム級挑戦者決定戦は、同級5位大場浩平(真正)選手が、地元、神戸市立中央体育館で同級4位ランディ・カバジェロ(米)を迎え撃って行われた。固い決意を胸に入場の大場選手。
23歳のカバジェロは、デビュー以来20戦全勝(12KO)の記録を引っさげて颯爽と神戸のリングに登場。
この試合の立会人、IBFランキング委員長アニバル・ミラモンテス氏と、井岡弘樹西日本ボクシング協会会長。
小川ゆうじ リングアナが両選手をコール。本業はナニワプロモーション所属のムード歌謡歌手。目標は、「演歌の職人」と呼ばれる様になりたい。
初回。立ち上がりから、ステップインしての鋭い左フック、至近距離からの右オーバーハンドの連打など、多彩なパンチで先手を取ったカバジェロは、終了間際、カウンターの右ストレートでダウンを奪う。
大場選手はインファイトに活路を見出そうと、盛んに体を寄せてボディ主体に攻めるが、主導権を取るには至らない。
TV放送席解説は、同門の元2階級制覇王者長谷川穂積(真正)選手。
カバジェロのショートフック、アッパーの連打で、大場選手は断続的にピンチにさらされる。
大場選手の左アッパー。しかし、カバジェロも直ぐに同じパンチを打ち返す。
何とか大ピンチを乗り切ったが、ジャッジの一人は10-8と付けた。
ダメージを懸念された大場選手には、第8ラウンド開始を前にドクターチェックが入った。
「このラウンドに勝負を賭け、形勢逆転がならなければリタイアも辞さない」と大場陣営は決断。
勝負を賭け、ラッシュをかけた大場選手だったが、次の瞬間カバジェロの左アッパーでダウン。
一度は立った大場選手だが、再開後、カバジェロの連打にさらされると、大場コーナーから白いタオルが投入され試合は終了。
TKOタイム8回1分54秒。
喜びの勝者カバジェロ。
「負けたら引退」の決意でこの試合に挑んだ大場選手は、さびしそうに肩を落とす。
落胆を隠せない大場陣営。
7回までのスコアも大差でカバジェロがリードしていた。
IBF世界バンタム級王者スチュアート・ホール(英)への挑戦権を獲得したカバジェロ陣営。
右端はゴールデン・ボーイ・プロモーションを代表して来日したロベルト・ディアス。ホルヘ・リナレス(帝拳)選手の担当でもある。
カバジェロの今後が楽しみです。
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