WBA世界Sフライ級王座決定戦。デンカオセーン・カオウィチット(タイ)vs同級2位河野公平(ワタナベ)の一戦は、デンカオセーン優位の印象で第4ラウンドを迎えた。このまま行くのかと思われた矢先。
河野選手の右カウンターが、見事なタイミングでヒット。
デンカオセーンは、信じられないといった表情でダウン。
しかし、立ち上がったタイ人は弱気を見せることなく、再び河野選手に打ち向う。右の威力はまだまだ怖い。
リングサイドも固唾を呑んで、激しい打撃戦を見守った。
スタミナ不安がつきまとうデンカオセーンだが、この試合では足を使う河野選手を相手によく手数を出した。そして、そのパンチは威力も十分。
「ポイントでは勝っている」
ダウンは奪われたものの、タイ陣営の読み通りポイントは拮抗していた。
試合の決着は第8ラウンド。突然にやって来た。
河野選手が、「こればかり練習して来た」という右カウンター一閃。デンカオセーンは前のめりにキャンバスへ崩れ落ちた。
何が起こったかわからないといった表情でテンカウントを聞いたデンカオセーン。
返り咲き王者は、苦楽を共にしてきた高橋トレーナーと感激の勝利ポーズ。
試合後、呆然とするデンカオセーン。
第7ラウンドまでのスコアカードは、三者三様。
33歳、”努力の人”河野公平選手は、「マカオのリングで戦いたい」と夢を語った。
同僚王者、内山高志選手と共に、その夢を果たす日が来る可能性は十分。楽しみにしたい。
応援、深く感謝です!→
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