8日(日本時間9日)、米ネバダ州ラスベガス・MGMグランド。WBC世界ライト級王座への挑戦権を賭けて、日本のジムに所属する選手同士が対決。先に同級2位荒川仁人(八王子中屋)選手が登場。
続いて同級5位ホルヘ・リナレス(帝拳)が登場。
リナレスコーナーを見つめ、気合十分の荒川選手。
緊張のリナレス選手と、イスマエル・サラスコーチのコンビ。
いよいよ試合開始。
立ち上がりを制したのはリナレス選手。プレスをかける荒川選手に対し、持ち前の素早いコンビネーションブローを繰り出し、ポイントをピックアップ。
第2ラウンドもリナレス選手のコンビネーションが冴えた。
しかし、荒川選手もリナレス選手の打ち終わりにパンチを返す。3回はジャッジの一人が、荒川選手にポイントを与えた。
中盤もリナレス選手のスピードは衰えず、接近してくる荒川選手のボディを打っては、また自分の距離を取る。
帝拳ジム本田会長の隣は、ゴールデン・ボーイ・プロモーションのロベルト・ディアス。リナレス、英国、プエルトリコ、ペペ・ゴメス、WBAと、特定の地域、団体、プロモーター、ボクサーを担当する。
試合はいよいよ最終ラウンドへ。ポイントでは大きなリードを奪っているものの、リナレス選手も楽な試合ではない。
荒川選手も逆転へ闘志を燃やす。
両選手共に持ち味をフルに発揮した、好ファイトを演じ試合は終了。
互いに健闘をたたえ合う。
勝者は、リナレス選手。
スコアは、100-90、100-90、98-92の3-0。
喜びのチーム・リナレス。
この勝利でWBC世界ライト級王者オマール・フィゲロア(米)への挑戦権を獲得したリナレス選手は、フェザー級、Sフェザー級に続く3階級制覇のチャンスを手にした。
「デマルコに敗れた時よりも、今の自分は大きく進歩している。だけど、今日の荒川は強かった。デマルコよりも強い」(日本語で山田純夫氏に)
荒川選手の今後も暖かく見守りたい。
応援、深く感謝です!→
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