対戦相手はヨクトーン・コキャットジム(タイ)=15勝(11KO)3敗。タイ選手のチーフセコンドは、元協栄ジムでタイへ活動拠点を移した篠田誠司氏。
シノやんと、フレディ・ローチが睨み合って、いよいよ試合開始ゴング。(^_^;)
高いKO率を誇るヨクトーンがゾウの撃ち終わりに合わせ、右オーバーハンド、左フックを盛んにブン回す。そして時折、そのパンチは金メダリストを捕らえた。
しかし、ゾウはあわてない。
インターバルでも余裕が伺えるゾウ。
2回もタイ選手は強打を振るうが、ゾウはそのタイミングに段々慣れてくる。
第3ラウンド開始。タイミングを掴んだゾウの正確なパンチがヨクトーンを捕らえる。
毎回ポイントをあげるゾウだが、それ以上ではないといった展開が続く。
タイ人のパンチを外した金メダリストは、的確なカウンターをヒット。
だが、決定的場面を作ることは出来ない。
第6ラウンド。ゾウのパンチでヨクトーンの顔面は腫れあがって来た。
大観衆の期待は、ゾウのKO勝利。そして試合は第7ラウンドへ。
ゾウの連打に耐えられくなったヨクトーンは、ついにダウン。
立ち上がったタイ人は大きなパンチ振り回し抵抗。しかし、ゾウは正確な連打でダウンを追加。
この回、3度目のダウンで試合は終了。
TKOタイム7回2分9秒。
3人のジャッジは6回までゾウのフルマーク。
ゾウはこれで、4全勝(1KO)。初のKO勝利にボブ・アラムも満足そう。
試合後、アマ時代ゾウに勝っているIBF世界フライ級の新王者アムナット・ルエンロン(タイ)がリング登場。場内に二人の対戦が発表された。
アムナットは昨年大晦日、宮崎 亮 (井岡)選手に勝ったファーラン・サックリン・ジュニア(タイ)擁する、ジミーことエッカラート・チャイチャイチューチャンの選手で、ボブ・アラムとの間で、ゾウの挑戦を年内に受けることで合意に達したもの。
ゾウの次戦は、ノニト・ドネア(比)vsシンピウェ・べチェカ(南ア)と同じ5月31日、マカオで世界ランカー相手の試合が予定されている。候補には元王者ブライアン・ビロリア(米)の名前があがっている。
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