マカオに遠征した松山真虎(ワタナベ)選手は、ザ・ベネチアン・コタイアリーナのリングに登場。初の大舞台でタイトル奪取を目指す。左は小口トレーナー、その隣は三迫ジム・三迫貴志会長。
対戦相手は地元の人気選手レックス・ツォ(中国・香港)。11戦全勝(7KO)無敗。この試合はツォの保持するWBCアジアSフライ級王座と、空位のWBOアジア・パシフィック同級の王座決定戦として行われた。
下写真右はレオン・パノンシヨWBO立会人兼中国コミッションCPBO改めPBCC会長。WBCワッンを付けテいるのは、ダムロン・シマカジョンボン(タイ)WBC立会人。
しかし第2ラウンド。前に出る松山選手にサウスポーの王者の右フックがカウンターでヒット。
挑戦者は前につまづくようにダウン。
ダウンから立った松山選手は、闘志をあらわにツォと打ち合った。
意気盛んな挑戦者コーナー。
ダウンを奪ったとはいえ、チャンピオンも楽な戦いではない。
試合は第4ラウンドへ。
挑戦者はよく手を出した。
中盤戦は一進一退の攻防戦が繰り広げられたが、ツォがヒット数で僅かに上回るラウンドが続き、ポイントは王者に流れた。
だが、「そんなに差はない試合でしたよ」(山田純夫氏)という展開。
試合の決着は第8ラウンド。
ここまでよく頑張って来た松山選手だったが、ついに王者につかまる。
ツォ-の連打を打ち込まれた松山選手はピンチ。さらにしつこく迫る王者のパンチで、挑戦者はキャンバスへ落下。ここで松山陣営がタオルを投入。試合は終わった。
TKOタイム8回1分27秒。
ツォは12戦全勝(8KO)無敗。松山選手は7勝(3KO)8敗1分。
このキャリアを次に活かしてもらいたい。
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