WBC世界Lフライ級タイトルマッチ。王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)vs挑戦者ハニエル・リベラ(プエルトリコ)の一戦は、メキシコシティから車で約1時間の標高2,700メートルの町、ウイスキルカンの平原に、特設テントの試合会場が設けられた。
リングサイドでは、WBO世界Sフェザー級王者マイキー・ガルシア(米)が観戦。
わずかの時間差で豪雪による成田空港への交通網遮断を免れたJBC浦谷事務局長代理は、WBC手配の車で試合場に滑り込んだ。11日(現地時間)のスレイマン前会長の葬儀に出席する。
上写真右から、ジョニー・ゴンサレス、プロモーターのオスワルド(息子)・キュキュレ。カルロス・イリアルテ市長、レヒナルド(親父)・キュキュレ。
故スレイマン前会長の息子マウリシオ。次期会長の最右翼候補。この日はメキシコシティ・コミッションを手伝って試合を管理。
リング上では、2月1日にリング禍で他界したオスカー・ゴンザレス(メキシコ)への、追悼の10カウントゴングが鳴らされた。
挑戦者はミニマム級6位にランクされるハニエル・リベラ(プエルトリコ)。22歳の挑戦者は、10勝(6KO)1敗2分。とはいえ、これまで前の試合に勝っている相手と試合をしたことはない。そればかりか、昨年7月には13連敗中のミゲル・デル・バジェ(プエルトリコ・37歳)=9勝(2KO)19敗=に苦杯を喫している。
颯爽とリング登場の王者エルナンデス。173センチの長身、180センチの長いリーチと、このクラスでは規格外のサイズの持ち主。28勝(17KO)2敗1分と高いKO率を誇る。
角谷戦(昨年8月31日)の時もメキシコ国歌を歌った、マリア・ロペス(14歳)が再び同国歌を独唱。隣はリングアナのアレハンドレ。
プエルトリコ国家は演奏の録音が流れた。山田さん、覚えなければいけませんね!。f^_^;
レフェリーは来日経験も豊富な、ビク・ドラキュリッチ(米)。隣のカメラマン氏、似てますね。(^o^;)
こちらは試合前の2週間に渡り、エルナンデスの特別コーチを務めた元3階級制覇王者ジェフ・フェネック(豪)。
試合開始。「メヒコ、メヒコ」の大合唱の中、エルナンデスがプレスをかける。リベラは足を使い、右に左に動き回る。
打っていくのはチャンピオン。
出ばなを迎え撃ち、打っては離れるというのが挑戦者の作戦のようだ。
初回終了。なんとなく元気がないコーナーでの挑戦者。
ジャッジは揃って王者のラウンドとした。
第2ラウンド。攻める王者と、交わす挑戦者。
エルナンデスがロングレンジから得意の左フックを決める。
王者のパンチを受け、のけぞる挑戦者。
気弱な戦いぶりの挑戦者は、早くも追い込まれた感がある。
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