7日、日本ボクシングコミッション(JBC)は都内で記者会見し、IBF(国際ボクシング連盟)Sフライ級王者亀田大毅(亀田)選手が、昨年12月の王座統一戦で敗れながら王座を保持した問題で混乱を招いたとして、亀田ジムの吉井慎次会長、同じく嶋聡マネジャーのライセンス更新を認めないと発表。事実上の資格剥奪となる。
JBCは1月29日に発表した1月度ランキングに於いて、大毅選手を世界王者として表記することをやめている。しかし、IBFでは現在も世界王者として認められており、今後のJBCvsIBFの関係にも注目。
また、JBC男性職員が6日付けで、暴行やどう喝をされて精神的苦痛を受けたなどとして、興毅選手、和毅選手らを相手に、計1000万円の損害賠償を求める訴訟を、東京地裁に起こしたことも明らかになった。
これは昨年9月の大毅選手の世界戦前に、相手が使用するグローブをめぐって両陣営が対立。男性職員は双方の話し合いで解決するべきだとの立場を取ったが、協力を求めてきた亀田陣営に小突くなどの暴力を受けたという。
同職員は「正義を貫くために訴訟に踏み切った」と、記者会見で語った。
JBC職員が亀田兄弟を提訴=昨年9月の世界戦前に暴行(時事通信)
まさに四面楚歌といった状況に陥った亀田陣営。「ライセンス停止問題」が法廷で争われることになれば、判決を得るまでに相当の時間がかかることになる。
4月にも初防衛戦を行うことを発表したばかりの和毅選手をはじめとして、興毅、大毅の兄弟3選手が国内で試合をするためには、新たに会長、マネジャーを置くか、他ジムへの移籍などの、現実的措置が必要となってくる。
現実的措置には亀田ジムが加盟し、ライセンス発給に大きな発言力を持つJ、PBA(日本プロボクシング協会・大橋秀行会長)の意向も大いに影響力を持つことになる。
JBCvs亀田ジム。果たして戦いの行方は・・・?。
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