WBC世界Ｓバンタム級挑戦者決定戦 カサレスvsクランプトン

ＷＢＣ世界Ｓバンタム級の次期指名挑戦者決定戦が、１位ウーゴ・カサレス(メキシコ）ｖｓ２位カール・クランプトン(英）の間で行われる。試合は４月４日（現地時間）、クランプトンが住むベルファストで開催される。

２０１１年８月、清水智信（金子)選手にＷＢＡ世界Ｓフライ級王座を追われたカサレスは、その後５連勝。最新試合では、元フライ級王者フリオ・セサール・ミランダ(メキシコ）に僅差の判定勝ち。ＷＢＣ同級のインターナショナル・シルバー王座を獲得している。

３月で３６歳になる元２階級制覇王者カサレスは、４０勝（２７ＫＯ）７敗２分。

カサレス。

地元で重要な試合を迎える”ザ・ジャッカル”・クランプトンは、１７戦全勝(１２ＫＯ））無敗の英国期待の星。昨年２月には、長谷川穂積（真正）選手の挑戦が決まっている、現ＩＢＦ世界同級王者キコ・マルテイネス（スペイン）を９回ＴＫＯに降している実力者。右のカウンターに威力を持つ。

「私はチャンピオンとして、世界中で戦って来た。ベルファストへ行くことにも何の問題もありません。もう一度、世界王座獲得のチャンスを掴むつもりです」（カサレス）

一方のクランプトンも、「地元ファンの前で、ＷＢＣ王座挑戦の権利を得ることは間違いない」と、自信満々。

王者レオ・サンタクルス(メキシコ）への挑戦権を賭けて、熱い戦いが繰り広げられる。これも楽しみな試合です。遠征のカサレス、頑張ってほしいと思います。

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