元2階級制覇王者ダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)が、フアン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)と3月15日に再戦。約6年ぶりに訪れた復讐のチャンスに燃えている。試合はダニー・ガルシア(米)vsマウリシオ・エレラ(米)戦と同じプログラムで開催され、試合地はプエルトリコ・バヤモン。
2008年6月、WBO世界Sバンタム級王者として6度の防衛に成功していたポンセ・デ・レオンは、21戦無敗のKOセンセーション、ロペスの挑戦を受けた。予想はチャンピオン有利と出ていたが、試合は衝撃のKO劇で、初回僅か145秒でファンマが勝利。
ビッグスターへの道を歩んでいたポンセ・デ・レオンに取っては痛恨の王座転落で、主役の座はファンマに取って変わられた。その後、白星を重ねるも2011年は、エイドリアン・ブローナー(米)、ユーリオルキス・ガンボア(キューバ)に連敗。
すっかり脇役に追いやられた感があったポンセ・デ・レオンに、再びチャンスが訪れたのは20102年9月。WBC世界フェザー級王者ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)への挑戦機会を与えられた32歳は、不利の予想を覆し、ダウンを奪う圧勝(8回負傷判定)で2階級制覇達成。
「続けてやってればいいことあるさ!」
この王座は初防衛戦でアブナー・マレス(メキシコ)に奪われてしまったが、ゴンサレスがマレスに勝ち王座復帰と、めまぐるしく王座が交代している。
「ファンマの故郷で復習を果たす!」
マネジャーのフランク・エスピノサも、「これほど熱心な彼を見たことがない」と、ポンセ・デ・レオンのやる気に期待している。
一方、ウィルフレッド・ゴメス(プエルトリコ)の再来といわれたファンマは、オルランド・サリド(メキシコ)にニタテを喰らい、最新試合ではマイキー・ガルシア(米)に4回TKO負と、かつての”怪物”ぶりはない。
9ヶ月ぶりの再起戦は、ファンマに取って浮上の最後のチャンスになるやも知れない。地元リングで、強いファンマが帰ってくるのか。それとも、引導を渡されてしまうのか?。
ロペス(30歳)、33勝(30KO)3敗。ポンセ・デ・レオン(33歳)、45勝(35KO)5敗。
これも楽しみな一戦です。
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