WBAは各級暫定世界王者を各級1位にランク。防衛戦h編みとめず、今後、正規王者との王座統一戦を義務付けていく方向性を打ち出した。20日(日本時間21日)にはSバンタム級王座統一戦、リコ・ラモス(正規)vsギジェルモ・リゴンドー(暫定)戦が行われる。
その一方で、2月18日Sミドル級暫定王者ブライアン・マギー(英)はデンマークに於いて、地元の11位ルディ・マークッセンと暫定王座の初防衛戦を予定。WBAがこの試合を認定しないのではとの見方もあったのだが、どうやらWBA暫定タイトル戦として認定された模様。
上写真向かってマギーの左側背広姿が、WBAの新しいランキング委員長に就いたミゲル・プラド氏。
この興行のプロモーターは、アルトゥール・アブラハム、ミッケル・ケスラー、セバスチャン・シルベスター、マルコ・フックらを擁するザウアーラント。4月14日には、デンマークの首都コペンハーゲンでケスラーをWBO世界Sミドル級王者ロバート・ステイグリッツ(独)へ挑戦させる興行も手がける。
WBA世界Sミドル級にはマギーの他に、スーパー王者アンドレ・ウォード(米)、正規王者カロリィ・バルザイ(ハンガリー)が存在。WBAの新しい方針によれば、試合から遠ざかっている正規王者と暫定王者が戦うことが優先されるはずなのだが、実力者(プロモーター)には、相変わらず弱い?
一つ認定すれば、我もと続く”実力者”が現れそうですね。
ランキング委員長ホセ・オリバー・ゴメス氏は更迭されたが、WBA総会でも世界戦関係の会議を取り仕切っていたのは、メンドサJr副会長。
そして、WBAの法規担当ロバート・マック(米)がこれをサポート。
乱造暫定世界戦、イージーなタイトル戦承認の責任は、この二人にあると思うのですが、どうなんでしょうか?
とにかく、新しくしっかりしたタイトル戦既定が作られ(いや、あるのでしょうが)、それが守られることを期待したい。
さて、WBOは5階級制覇のバンタム級王者ホルへ・アルセ(メキシコ)の、イージーな挑戦者選びを許さず、最初予定された元フライ級王者ロレンソ・パーラ(ベネズエラ)に続き、41歳のジョヴァンニ ・ アンドラーデ(ブラジル)とのタイトル戦を認定しないと発表。
モンティエルと、仲良くなっても厳しいWBOバルカッセル会長。
これは当然ですが、苦しい言い訳で承認した王座決定戦(対アンコタ)の後だけに、WBOは厳しい姿勢を示した形。
昔のように、『90日以内に○○の挑戦を受けること。さもなければ王座剥奪。○○と○○で王座決定戦を行う』。このスタイルでいくのが、タイトル承認団体としての姿勢ではないかと思います。
WBAvsWBO。
今年第一戦は、WBOの判定勝ちというところ。
WBA。頼みますよ!
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