WBC世界ミドル級王者セルヒオ・マルチネス(亜)の次期防衛戦は、4階級制覇を狙うミゲール・コット(プエルトリコ)を挑戦者に、来年6月7日(現地時間)、ニューヨークM・S・Gを第一候補に開催されることが濃圧となった。
フリーエージェント状態にあるコットは、G・B・Pからサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)戦で1000万ドル(約10億円)のオファーを受けると、すかさず、トップ・ランクが1500万ドル(約15億6千万円)のカウンターオファーを繰り出したとの噂が流れるなど、昨年の連敗が嘘のようなコット人気沸騰。
コットは「彼(カネロ)はまだ23歳だし、これからもチャンスはある」と、まずは4階級制覇を賭けたマルチネス戦を選択。
コットと同じくカネロから対戦希望があったマルチネスもコット戦に異論はなく、「カネロはまだ若いし、今後よりビッグマッチになると思う」。
両陣営のアルバレス戦は先に延ばしても、商売になるとの思惑が一致。満員のM・S・Gで戦いたいという点でも、両選手の考えは共通。ただし、ボブ・アラムは「もっと大きな会場で」と、相変わらずの野心を見せている。
若いがゆえに、「また今度」とふられた形のアルバレスは、来年3月8日(現地時間)、Showtime・PPVでのメインが決まっており、こちらも対戦相手候補決定が迫られる。
G・B・Pのリチャード・シェーファーは、PPVが売れるアルフレド・アングロ(メキシコ)を候補にあげ、カネロのエディ・レイソノ・マネジャーは再起戦ということで、一番安全パイの?IBF王者カルロス・モリーナ(メキシコ)を希望。
ようやく世界のベルトを手にした地味なIBF王者モリーナは、大きなファイトマネーが見込まれるアルバレス戦を待ち望んでいるが、果たしてどうなる?。
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