かつて長谷川穂積(真正)選手とWBC世界フェザー級王座を争い、一敗地にまみれたファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)が3度目の世界挑戦に挑む。標的はWBO世界Sフェザー級王者マイキー・ガルシア(米)で、試合は1月25日(現地時間)、ニューヨークM・S・Gで行われる。
2010年11月、長谷川選手にプロ初黒星を喫したブルゴスはたくましく変身。1年後、ラスベガスで19戦無敗のルイス・クルス(プエルトリコ)を破り、WBCスーパーフェザー級シルバー王座を獲得。スポットライトを浴びた。
続いて25戦無敗のセサール・バスケス(メキシコ)にも勝ったブルゴスは、今年1月、当時の王者ローマン・ロッキー・マルティネス(プエルトリコ)に挑戦。大いに王者を苦しめたが、三者三様の引き分けで無念の涙。
3度目の正直は強い王者ガルシアが相手で、厳しい戦いが予想させるが、フェザー級から上がったばかりの王者は、ブルゴスとの初防衛戦の勝敗に関係なく、「パッキャオ戦を目標に、次は1、2階級あげるつもり」(ボブ・アラム)だという。
再起を飾ったフライ級上がりの元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(比)は、来年4月に次戦が予定される。ブラッドリー、マルケスらとの再戦が噂される中、期待されるのはフロイド・メイウェザーJr(米)との大一番。
様々な障害がある”世紀の一戦”だが、両選手、両陣営の目論見が一致すれば、アッという電撃決定もあり得るのか?(いや、こればかりは絶対にないが勝るが・・・)。
さて、パッキャオ戦を目指すとはなんとも大胆なガルシアだが、あまり先を見すぎても良いことがないのがこの世界。どこかに緩みがあれば、ブルゴスのチャンスの糸口が広がってくる。
ガルシア33戦全勝(28KO)無敗。ブルゴス30勝(20KO)1敗2分。
楽しみな一戦です。それにしてもアラムの戦略、凄いというか、さすがといおうか。だからパッキャオが、世界の大スターになったんですが・・・。(;^_^A
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