IBF世界ミニマム級王者高山勝成(仲里)選手は、4年5ヶ月ぶりに日本のリングに登場(3日、大阪)。メキシコで獲得してきた王座の初防衛戦に挑んだ。右は長年コンビを組む中出トレーナー。左は仲里会長。
挑戦者はビルヒリオ・シルバノ(比)。23歳のサウスポーは、ここ6年間負け知らず。これまで17勝(10KO)2敗1分の戦歴を残す。
試合開始。王者は軽快なフットワークを駆使しながら、挑戦者の隙を伺う。
初回。早くも王者の右ロングフックで、挑戦者はグラッと来た。
しかし、その後は武器である左ストレートを駆使し、反撃の姿勢を見せる。
だが、キャリアで上回るチャンピオンは、巧みに右パンチを使い分けチャンスを演出。
完全に試合の主導権を握った。
終盤、意地を見せた挑戦者も、完全にチャンピオンのボクシングに脱帽。
120-108、118-110、118-110の大差で、高山選手が楽々初防衛に成功。スパークル・リー(米)主審、リンジー・タッカー(米)立会人と、勝利ポーズの王者。
V1成功に「ホッとしている」と安堵の表情を見せた高山選手は、WBO王座奪取で、メジャー4団体全てのベルト獲得へ夢を馳せた。
「皆さん高山です。ただいま、大阪に帰ってまいりました」
4年5ヶ月ぶりの日本リング。たくましい選手が、日本に帰って来た。
仲里会長に肩車されるチャンピオン。
どこで戦うこともいとわない高山選手の、今後の”チャレンジロード”に注目!。
応援、深く感謝です!→