WBO世界バンタム級王者亀田和毅(亀田)選手は初の王座防衛戦(3日・大阪)。長兄でWBA世界同級王者である興毅選手(右)、そして、亀田プロの興行でPABA王座を獲得した渡部あきのり(野口)選手がサイドを固めた。
挑戦者は同級6位イマヌエル・ナイジャラ(ナミビア)。これまで17勝(11KO)1分無敗の戦歴を誇る29歳は、172センチの長身選手。
試合開始と共に、得意の左ジャブを飛ばす。
そして右ストレート。
しかし、王者は固いブロックで受け止めると、すかさず反撃。以後、積極的なボクシングで試合を支配していく。
挑戦者はガードに忙しく、反撃に転ずることが出来ない。
前半戦はチャンピオンの一方的ペース。
珍しくナイジャラのパンチが和毅選手を捕らえる。
しかし、こんなシーンはまれで、試合の流れは変わらない。
期待のKOはならなかったが、和毅選手が文句なしの判定で無敗挑戦者を降し、初防衛に成功。
スコアは119-109、118-110、117-111の3-0。
「日本での試合だから力が入ったが、下がらなかったことは良かった」
「最高の形で今年を締めくくることができた」という王者のV2戦は、指名試合となる見通し。
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