24日(日本時間25日)、米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊カーソンのスタッブハブ・センター(旧ホームデポ・センター)。WBC世界フェザー級タイトルマッチ。3階級制覇王者アブナー・マレス(メキシコ)は、フェザー級王座の初防衛戦に挑んだ。
挑戦者はジョニー・ゴンサレス(メキシコ)。かつて、長谷川穂積(真正)選手が保持していた王座を日本から奪い去っていった元王者は、タイトルの奪還を狙う。だが、さすがに緊張の色は隠せない。
試合開始。
互いに左を突き合いながら、様子を伺う立ち上がり。しかし、残り1分を切った頃から試合はヒートアップ。
ゴンサレス得意の左フックがマレスを直撃。
マレスはたまらずキャンバスへ落ちた。
ここは立ち上がったチャンピオンだが、ダメージは明白。
ゴンサレス、一気の攻めでマレスは再びダウン。
ジャック・レイス主審はすかさず試合をストップ。
ゴンサレスが衝撃的初回TKOで王座に返り咲いた。
ゴンサレスは王者に返り咲くと共に、この勝利で大いに名前を売った。
「私の練習とナチョの作戦の勝利」
ナチョ・ベリスタイン・トレーナーと新王者に挟まれるのは、ゴンサレスのプロモート権を持つ、”プロモシオネス・デル・プエブロ”(大衆のプロモーション)の、強面レヒナルド・キュキュレ代表。
まじめなゴンサレスは日本にもファンが多い。ゴールデン・ボーイ・プロの秘蔵っ子マレスを初回に打ち破った勝利は、これまでのキャリア最高の喜びだろう。
そんなジョニゴンも、デビュー2連敗からのプロスタートだったことを、明日を夢見るグリーンボーイの皆さんには覚えていてもらいたい。
初防衛戦はG・B・Pが送る刺客、ゲイリー・ラッセルJr(米)=23戦全勝(13KO)=と行なわれることになる模様。
応援、深く感謝です!→ 【TOP】