WBC世界Sフェザー級タイトルマッチは、いよいよ第8ラウンド。ここまでは2度のダウンを奪っているチャンピオン三浦隆司(帝拳)選手がリード。しかし、地元の挑戦者セルヒオ・トンプソン(メキシコ)も、まだまだ試合を捨てていない。 =第7ラウンドまで→三浦vsトンプソン 大激闘!WBC世界Sフェザー級戦 =
接近戦。挑戦者の右フックで今度は王者がキャンバスへ落ちた。
立ち上がったチャンピオンは反撃。左強打で挑戦者に逆襲。ダメージを与えた。しかし、ジャッジ3者のスコアは10-8でトンプソン。
第9ラウンドを終えて公式ジャッジペーパーは、一人が三浦選手3ポイントリード。他の2人はイーブンとなっていた。
しかし続く10回、王者の左でトンプソンは甚大なダメージを被る。攻めるチャンピオン。ここはストップか?。
だが、ここも挑戦者は執拗なクリンチで乗り切った。カナダ人ジャッジはこのラウンドを10-9としている。
ラスト2ラウンド。チャンピオンの目はまだ生きている。
大激戦に、帝拳ジム本田明彦会長も力が入る。
互いに消耗しながらも、両選手は最後まで強打を飛ばしあった。
試合はチャンピオン優勢利に終了。しかし、地元の挑戦者も頑張り、意地を見せた。
日本陣営は早速勝利をアピールする。
オフィシャルのスコアは、ジョエル・ゴーブル(カナダ)113-112、フェルナンド・バルボッサ(メキシコ)114-111、オレン・シェレンバーガー(米)114-110の3-0でチャンピオン。
三浦選手は日本人世界王者として史上3人目の海外防衛に成功。
地元での敗戦にガックリの敗者トンプソンとぺぺ・ゴメスプロモーター(左)。
V1成功。ホッと息をつくチャンピオンと、葛西トレーナー。
三浦選手は、試合後吐血症状がみられ、インタビューも手短かに済ませ救急車で病院に直行している。激しい戦いでした。
すばらしいファイトでのV1成功。おめでとうございます。
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