17日(日本時間18日)、メキシコ・カンクンの室内闘牛場プラサ・デ・トロス(約6千人収容)で、WBC世界Sフェザーチャンピオン三浦隆司(帝拳)選手は、タイトル初防衛戦に挑んだ。勝てば史上3人目の快挙となる。
チャンピオンベルトを掲げるのは、メキシコ在住の西出健一トレーナー。
山田純夫氏がカンクンのボス、ぺぺ・ゴメスプロモーターからの直接要請で、君が代を斉唱。
挑戦者はカンクンに住む同級1位のセルヒオ・トンプソン(メキシコ)。これまで27勝(25KO)2敗。現在11連続KO中で、その中には元2階級制覇王者ホルへ・リナレス(帝拳)選手を2回TKOに降した星もある。
一発強打では三浦選手。しかし、トンプソンは不器用に見えスタイルから重いパンチの連打が効く。激戦必死の好カードは、いよいよ試合開始ゴング。
先制したのはチャンピオン。
第2ラウンド。左アッパーで挑戦者の動きを止めた王者は、続く連打でダウンを奪う。
すかさずラッシュした三浦選手だが、トンプソンはクリンチを駆使してピンチ脱出。
試合は予想通り両選手譲らぬ打撃戦に突入。
5回終了。トンプソンの左で三浦選手の右目下が腫れてきた。
しかし、まだまだ強い勝利への意欲が伺える。
第6ラウンド。挑戦者の右で腰を落としたチャンピオン。すかさずトンプソンは攻めかかる。
だがここで、逆に三浦選手の左ストレートが炸裂。今度はトンプソンの足元が怪しくなる。そこへ王者はすかさず連打を浴びせ、この試合2度目のダウンを奪う。しかし、フィニッシュには至らない。
7回の打ち合いもチャンピオン優勢かと見られたが、メキシコ人ジャッジはトンプソンにポイントを与えている。
だが、ここまでは三浦選手がポイントリード。挑戦者をしとめることが出来るのか。
続く8回、またもやダウンシーンが・・・。 → 三浦隆司 史上3人目海外防衛! WBC世界Sフェザー級戦
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