23日、東京ビッグサイト。3900人。WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦。リングサイドには、前回の興毅選手の試合から亀田陣営の交渉役として働くリカルド・リゾ(ニカラグア出身・米国在住)氏。その後ろには亀田家総帥史郎氏と、元協栄ジムの篠田氏。
レフェリーはグスタボ・パディーヤ(パナマ)氏、WBA立会人はシン・ヨンサプ(韓国)氏。
TBS放送席解説は元世界王者鬼塚勝也氏と、佐藤 修 氏の二人。
両選手入場のコールはプロレスラー蝶野正洋氏が務めた。「浪速の闘拳、亀田興毅選手の入場です!」。
気合十分でリングに登場するWBA世界バンタム級正規チャンピオン亀田興毅(亀田)選手。
3戦連続のWBA世界戦となる挑戦者ジョン・マーク・アポリナリオ(比)。3度目の正直なるか?
国歌担当は土屋アンナさん。
パディーヤ主審の注意を聞き、いよいよ試合開始。
2回は挑戦者が反撃。ポイントを奪い返した。
足を使う挑戦者、距離をつめてボディから崩そうとするチャンピオン。
第3ラウンド終了のインターバル。
時折ステップインして思い切りのいいパンチを放つアポリナリオ。
「挑戦者はそんなに悪い選手じゃないですよ。9回までは一進一退!」(山田純夫氏)
しかし、微差ながらポイントは王者に流れた。
第10ラウンド。チャンピオンの右フックで挑戦者は思わずグローブをキャンバスへタッチ。
王者優勢で迎えた最終ラウンド。
残り30秒というところで、興毅選手の左ストレートがヒット。
アポリナリオはロープ際に倒れこむ。
立ち上がった挑戦者は試合終了ゴングに逃げ込んだ。
判定は117-109、118-108、119-107の3-0で、文句なしでチャンピオン。
興毅選手は7度目の防衛を果たした。
3兄弟の先陣を切って勝利した興毅選手はホッと安堵の表情。
父史郎氏は、「まだ自信が固まってない。鬼にならんと。リングは戦争や」と厳しい。
兄からバトンを渡された和毅選手は、「絶対チャンピオンになって、3兄弟世界王者になる!」と宣言。
リゾ氏の加入で、史上初の兄弟3人同時世界王者のチャンスを掴んだ亀田一家。
和毅選手は8月1日、フィリピン・セブ島でWBO世界バンタム級王座に挑戦する。
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