空位のWBC世界Sミドル級王座決定戦。22日(日本時間23日)、ニューヨーク・ブルックリン・バークレイズセンター。1位サキオ・ビカ(豪)は元OPBFミドル級王者。大阪のリングで荒木慶大(泉北)選手に2勝している34歳。
対するのは同級3位マルコ・アントニオ・ぺリバン(メキシコ)。これまで20戦全勝(13KO)無敗の28歳。
4度目の世界王座アタックとなるビカは気合十分。
しかし、このクラスのメキシコ人初王者を目指すぺリバンも得意の右で対抗。
試合全般を通じてビカの右強打がぺリバンを悩ませた。
だが、完全にペースを支配するには至らない。拮抗するラウンドが続く。
第8ラウンド。ペリバンはバッティングで頭部から出血。ビカはここぞとばかりに攻勢に出た。
試合はいよいよ最終ラウンド。
打って出たのはぺリバン。受けて立ったビカ。両選手はノーガードの派手な撃ち合いを演じる。
激闘の12ラウンド終了。
判定に不満の敗者。
スコアは115-113、116-112、114-114。
念願の世界王座を獲得したビカは、32勝(21KO)5敗2分。
トレーナーはケビン・カニンガム。デボン・アレキサンダー、コーリー・スピンクスらもカニンガムの指導を受ける。新王者は米ミズーリ州セントルイスで彼に師事。
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