１９６６年、静岡県清水市（現静岡市清水区）で起こった強盗殺人放火事件で逮捕された、元日本フェザー級ランカー袴田 巌 氏は、獄中から”無実”を訴え続けている。そして最新のＤＮＡ型再鑑定の結果、有罪の決め手となった「５点の衣類」が「犯行着衣ではなく、付着している血痕も被害者の血液ではないことが分かった」。
この結果、事件は再審に向け動き出すと信じたい。
『お前のチャンは人を殺してないし、いつか証明してあげよう。チャンがやっていないのを良く知っているのは警察だし、一番申し訳なく思っているのが裁判官であることを。』
袴田氏の支援活動を続ける”浜松袴田巌さんを救う会”の高木様 より、１２月１８日に静岡県浜北市で開催された支援集会の模様のご報告がありました。下は支援活動を続ける元プロボクサー、”フクイのカレー ”の福井英史氏と、袴田氏の実姉秀子さん。
『杉山さんのお話で 巌さんと同じ刑務所だったころ ５点の衣類を試着する前の日に「これで無罪が確定になるよ」と、うれしそうに杉山さんに話したことなどがわかりました。』
会場の皆様の熱い想いが伝わって来ますね。
１２月２３日、日本プロボクシング協会は”緊急声明”を発表。
＜緊 急 声 明＞
昨日、いわゆる袴田事件の第2次再審請求審で行われていたDNA鑑定で、犯行着衣とされる「5点の衣類」に付いていた血液のDNAは被害者のものと一致しないとの結果を鑑定人の一人が出したことが明らかになった。
我々は、この鑑定結果が意味する事実、すなわち我々が長年にわたって支援を続けてきた元プロボクサーの死刑囚･袴田巖さんが無実であることを改めて確信し、一日も早く再審が開始されることを望むとともに、拘置所の独房というリングで過酷な闘いを続けてきたがゆえに心身を病んでしまった袴田さんに一刻も早く適切な治療が施されることを望む。
そして我々は、袴田さんが晴れて自由の身となり、後輩たちが命をかけて闘う姿をリングサイドから観戦してもらえるその日が来るまで、全力を挙げて袴田さんを支援することをここに表明し、ボクシングファンはじめ、多くの人々の協力を訴えるものである。 FREE HAKAMADA NOW!
２０１１年１２月２３日 日本プロボクシング協会
皆様のお力添え、よろしくお願い申し上げます。
応援、深く感謝です！ →
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