4月7日、大阪・ボディメーカーコロシアムで開催が予定されるWBA世界バンタム級王者亀田興毅(亀田)選手の6度目の防衛戦相手は、同級11位パノムルンレック・カイヤンハーダオジム(タイ)に決まった。
ケガ、病気以外で、この時期に3度も対戦相手が変わるのは、日本では余り記憶はない。
パノムルンレックは偉大な先輩、元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカムの影に隠れながら、永らく世界フライ級ランクの上位を保っていた29歳で、戦績は36勝(19KO)1敗。
唯一の敗戦は2010年5月4日、地元に久高寛之(仲里)選手を招いてのWBC暫定インターナショナル・タイトルマッチ12回戦で、8回痛烈な逆転TKO負けを喫したもの。世界1位だったランクは、一気に10位まで下降。
久高戦後は8連勝で、今年に入りWBAランキングはバンタム級へ転じていた。昨年は2試合のみ。バンタム級で、どれだけの試合を見せてくれるのか。タナボタ式ながら、ようやく実現した世界戦にやる気は十分だろう。
この日は、かつてこの世界バンタム級挑戦者を倒した久高選手も登場。前WBC世界フライ級王者ソニー・ボーイ・ハロ(比)と対戦する。五十嵐俊幸(帝拳)選手との接戦を落として以来の再起戦となるハロだが、前王者の自信とプライドは健在。
それにベストな練習が加わっていたなら、まだまだ怖い存在である。久高戦は眼中にないのか、5月には比国で次のスケジュールを入れている。ウ~ン、舐めてる。
久高選手には、ガツンと一発やっつけてほしいところ。でも、動いてポイントアウト狙いが正道ですかねェ。('-^*)/
もうひとつの10回戦には、WBC世界ミニマム級の次期指名挑戦者、ランキング1位のクエジョ・D・シンワンチャー(比)が登場。4月で37歳を迎える國重 隆(ワタナベ)選手と対戦する。
26歳のクエジョは、32勝(21KO)4敗6分のサウスポーで、直近10試合は全勝(9KO)と勢いに乗る。國重選手にとってはきつい試合になるが、地元大阪での奮戦を期待。
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