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モズリー再起!WBA王者マリナージ挑戦

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元世界3階級制覇王者シェーン・モズリー(米)がカムバック。4月27日(現地時間)、ニューヨークのバークレイズ・センターで、WBA世界ウェルター級正規王者ポール・マリナージ(米)へ挑戦する。プロモーターは、ゴールデン・ボーイ・プロモーションで、ショウタイムを通じ全米にTV放映される。


昨年5月、WBC世界Sウェルター級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)に敗れたモズレーは、その1ヵ月後、「勝っても負けても引き分けても、全ての瞬間が好きだった」と、現役引退を表明していたのだが・・・。



WBAは最新ランキングでモズリーをウェルター級14位に入れている。


09年1月、大方の予想を覆しアントニオ・マルガリート(メキシコ)を破り、WBA世界ウェルター級スーパー王座に就いたのが最後の白星。その後は、フロイド・メイウェザーに敗れ、中堅のセルジオ・モラと引き分け。2011年はマニー・パッキャオに完敗。1年ぶりのアルバレス戦でも、全く良いところなく敗れ去っていた。


今年42歳になる元王者のカムバックの理由は、「経済的な問題」とされる。


2010年12月。裁判所は離婚した元妻ジン・モズレーに対し、毎月2万ドルの養育費を支払うことをモズリーに義務付けた。ジンが主張する毎月の必要経費を、公開されていた離婚訴訟資料から見ると。


洋服代5073ドル、宝石代1666ドル、美容代2000ドル、マッサージ師代360ドル、パーソナルトレーナー代720ドルなどとなっている。


モズリー最近のファイトマネーは、メイウェザー戦(2010年5月)、700万ドル(約6億1600万円)。モラ戦(2010年9月)、100万ドル(約8800万円)。パッキャオ戦(2011年5月)、500万ドル(約4億4000万円)。アルバレス戦(2012年5月)、65万ドル(約5700万円)。



カーンには敗れているマリナージ(右)


マリナージ戦では、とてもこれほどのファイトマネーを得ることは出来ないが、世界王者返り咲きで、再びビッグマネーを手に出来るかもしれないチャンスを得たことは確か。


マリナージは、ニューヨーク・ブルックリンの出身。昨年4月、ウクライナで地元の王者ヤケスラフ・センチェンコを、番狂わせの9回TKOで破り2階級制覇に成功。これまで32勝(7KO)4敗。愛称は、マジックマン。


昨年10月、オーバーウェイトのパブロ・セサール・カノ(メキシコ)を相手のV1戦は、11ラウンドにダウンを喫した末に、かろうじて判定勝利。王者の1ポイント勝ちが2人に対し、カノを支持したジャッジは、9ポイント差という考えられないスコアリングだった。


再びリングに上がらなければいけないモズリー。「金を稼ぎたい」気持ちは強いモチベーションだろうが、果たして肉体はどうなのだろう。



デュランvs石松。


モズリーと同じ年齢の頃、かつての”リングの王様”ロベルト・デュラン(パナマ)は、シュガー・レイ・レナード(米)戦の敗北から、1年3ヶ月ぶりにカムバック。パット・ローラー(米)に苦杯を喫するも、その1年半後に、またまたリング復帰。


ウィリアム・ジョッピー(米)の持つメジャー王座(WBA世界ミドル級)に挑戦。無惨な3回TKO負けを喰らったのは、47歳の時。それでもリングで戦い続けたデュランは、50歳の2001年まで戦い続けたのだが・・・。


モズリー再起、即世界挑戦。


「マリナージになら・・・」という可能性は、なきにしもあらず?


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