15日(日本時間16日)、ロサンゼルスのスポーツアリーナは、珍しい昼、夜2部興行。昼の部は入場無料で、メインのIBF世界バンタム級タイトルマッチは、米TV局最大手CBSが15年ぶりに地上波で放映した。
試合は王者レオ・サンタクルス(メキシコ)が、16戦無敗の挑戦者アルベルト・ゲバラ(メキシコ)を12回判定に降し、王座獲得後半年間で3度目の防衛に成功した。
スコアは、116-112、118-110、119-109の3-0。サンタクルスは、23勝(13KO)1分無敗。
2連敗からの脱出を図るアミア・カーン(英)は、カルロス・モリナ(米)と対戦。得意のクイック・コンビネーションで攻め込むカーンに、モリナは打ち終わりの間隙をついてパンチを繰り出す。
その多くは空を切ったが、時折被弾したカーンがぐらつくことはなかった。しかし、パンチのある相手なら怖いという印象はまだぬぐい切ることは出来ない。
試合は10回終了してダメージの深いモリナにストップがかかった。ポイントにしたら、「カーンのフルマークです」という試合。
再起を果たしたカーンはWBCスーパーライト級のシルバー王座を獲得。世界戦線復帰を果たした。
去る10月、サクラメントのリングで亀海喜寛(帝拳)選手と引き分けたホルへ・シルバ(メキシコ)は、元WBO世界Sウェルター級暫定王者アルフレッド・アングロ(メキシコ)と対戦。
アングロの馬力ある攻撃に、シルバは押し切られた形で判定負け(97×3)。
しかし、21勝中18KOの元王者のパンチを喰らってもグラつかずタフなところを見せた。
「あれはやりにくい選手ですよ」(山田純夫氏)
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