15日(日本時間16日)、米テキサス州・ヒューストン、トヨタセンター。4階級制覇のWBO世界Sバンタム級王者ノニト・ドネア(比)に、元5階級制覇王者ホルへ・アルセ(メキシコ)が挑んだ。
試合予想は9:1でドネア、圧倒的有利。
そして試合は初回、強打のドネアに対し、さすがのアルセも慎重な立ち上がり。
第2ラウンド。得意のボディ攻撃を仕掛けた挑戦者がバランスを崩したところに、ドネアの左が当たりアルセはダウンを取られる。しかし、」これには不満そうだ。
3回に入るとアルセは、距離を潰して接近戦に活路を見出そうと前進。だが、距離が空いた場面でドネアの右がヒット。続く追い討ちでアルセ、こらえられずにダウン。
立ち上がった挑戦者にチャンピオンは一気に襲い掛かる。
「もっと来い!」のポーズでカッコをつけたアルセだが、ドネアはお構いなし。
最後は強烈な左フックを叩き込み、アルセに止めを刺した。KOタイム3回2分59秒。
しばらく起き上がれなったほどのダメージを受けた敗者は、試合後「引退」を示唆。
さすがに強いドネア。予想通り、ちょっと勝負にならなかったという感じです。
さて、ドネアの次なる標的は、果たしていかに?
同じリングに登場した、WBC世界Sバンタム級の次期指名挑戦権を持つ同級1位ビクトル・テラサス(メキシコ)は、5連敗中のフアン・ルイス(米)に粘られ、8回スプリットの判定勝ちとなっている。
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