12月1日(日本時間2日)、ニューヨーク、マジソン・スクエアガーデンのメインは、WBA世界Sウェルター級タイトルマッチ。王者オースティン・トラウト(米)に、元3階級制覇王者ミゲール・コット(プエルトリコ)が挑戦した。
身長170センチのコットが、177センチのサウスポートラウトを追う展開。
しかし、トラウトは上手い。
とにかくコットは前に出る。
トラウトはジャブと、ボディストレートでそれをストップ。
距離が詰まると徹底的なクリンチで、コットの攻撃は寸断されててしまう。
7ラウンド以降、コットは疲れたか前に出れず、トラウトの攻勢を許した。
試合は大きな山場もなく12ラウンド終了。
しかし終盤は、被弾が多かったコットの左目はふさがり、ダメージも感じられた。
終了ゴングと同時に喜びを爆発させたのはトラウト。
一方のコットはおとなしい。
発表された公式スコアは、117-111、117-111、119-109の3-0でトラウト。
4度目の防衛に成功したトラウトは26戦全勝(14KO)。
面白いボクシングではないが、そのテクニックは高い評価を得ている。
果たしてこの日の勝利が、ビッグマッチに続いていくのだろうか。
リングサイドにはWBC同級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)の姿もあったが・・・。
地味な実力者トラウトの今後に注目。
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