最新WBCランキング・NOVEMBER, 2012。。最優秀選手はSバンタム級ダイヤモンドベルト保持者ノニト・ドネア(比)。優秀選手はLフライ級で王座に返り咲いたアドリアン・エルナンデス(メキシコ)。
Sフェザー級王座を失った粟生隆寛(帝拳)選手は4位。フェザー級1位にWBA王座を放棄したセレスティノ・カバジェロ(パナマ)。長谷川穂積(真正)選手は2位キープ。
バンタム級1位にマルコム・ツニャカオ(真正)選手。3位に亀田和毅(亀田)選手。5位にOPBF王者ロリー松下(カシミ)選手。岩佐亮祐(セレス)選手は7位。10位に大場浩平(真正)選手と続いている。
特筆すべきは比国、メキシコ遠征で2連敗となった 李 明浩(大阪帝拳)選手のランクイン。フライ級14位に抜擢された。
9月22日、セブで世界3位のOPBF王者ロッキー・フェンテス(比)に挑戦するも善戦の判定負け。続いて10月27日には、メキシコシティで世界1位エドガル・ソーサ(メキシコ)と戦い、際どい0-2判定負け。この試合内容が考慮されてのランク入りと思われるが、これは快挙。
1974年5月19日。日本バンタム級2位(Sフライ級はまだない)大熊正二(小熊・新日本木村)=20勝1敗=選手は、ノンタイトル戦でWBC世界フライ級王者ベツリオ・ゴンザレス(ベネズエラ)と対戦するチャンスを与えられた。
「今、大熊が世界の何位かに入っていればこんな博打はやらない。勝てばタイトルマッチやってもいいと言ってくれてるので、見送る手もないと思って」(新日本木村ジム・木村会長)
大熊選手の故郷郡山で行われた試合は、10回0-2判定負け。しかし、たまたまこの試合を観戦していたWBCスライマン会長に大善戦が認められ、大熊選手はフライ級10位に大抜擢。
10月1日、今度は王座を賭けた本番で大熊選手は大番狂わせの判定勝利を飾り、一気に世界王座に駆け上がった。
強気のマッチメイクは、思わぬチャンスを引き寄せることもある。
李選手の今後に注目。
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