WBA世界ミニマム級2位宮崎 亮 (井岡)選手が、大晦日に大阪・ボディーメーカーコロシアムで、元同級王者で現在4位のポンサワン・ポームラムック(タイ)との王座決定戦に出場することが発表された。これまでLフライ級を主戦場とし、OPBF王座を獲得している宮崎選手は1階級下げての世界戦。
「一翔が世界王者になれるのに、オレがなられへんわけないんです」
同僚であり、高校生時代からの同級生である井岡選手が返上したベルトだけに、ここはなんとしても王座を獲得したいところ。「身体能力は一翔より上」(井岡一法トレーナー)という宮崎選手が、初の世界戦でどんな試合を見せるのか。
これまで17勝(10KO)3分。対戦相手のポンサワンは、1年前の八重樫 東 (大橋)選手との激闘の記憶が残る好戦的ファイター・スタイル。試合はまたもや激しい打撃戦が予想され、面白くなりそう。楽しみです。
井岡陣営は、「一翔選手のLフライ級王座挑戦も交渉中で、ダブル世界戦となる可能性もある」としている。
ターゲットとなるLフライ級王者。WBAのローマン・ゴンサレス(ニカラグア)は、ようやく試合が決まり、11月17日(現地時間)ロサンゼルスのフライ級王座統一戦と同じリングで、ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)の挑戦を受ける。
22歳の挑戦者は、22勝(18KO)1敗。唯一の敗戦は、昨年5月、現IBF世界Sフライ級王者ファン・カルロス・サンチェスJr(メキシコ)との8回戦に判定負けしたもので、その後は4連勝(3KO)と好調。活きの良い若手の挑戦を、王者がどう受け止めるのか、大いに楽しみです。
2階級制覇王者ゴンサレスは25歳。33戦全勝(28KO)。いまだ底を見せていない。
エルナンデスと元世界王者セサール・バサントレーナー。
WBCはアドリアン・エルナンデス(メキシコ)が10月6日、王座に返り咲いたばかり。井岡選手のターゲットはこちらになろるだろう。173センチ、リーチ180センチの長身メキシカンは、大柄な体を利用した好戦的ボクシングを展開する。
26歳の王者はこれまで25勝(16KO)2敗1分。二つの敗戦はいずれもKO負けだが、昨年タイで王座を失ったコンパヤック・ポープラムック(タイ)戦では、タフな打撃戦を10回まで続けている。
上手いこと交渉がまとまると良いですね。大いにチャンスはあると思います。
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