元WBA世界スーパーフェザー級王者の上原康恒(協栄)氏が、想い出の地ハワイに師匠であるスタンレー・イトウ氏を訪ねた。五輪出場の夢が絶たれた上原氏は日大を中退し、1972年11月プロデビュー。協栄ジム先代会長の金平正紀氏は、破格の契約金1000万円をかけて獲得した金の卵を、ハワイのスタンレー・イトウ氏に預け、上原氏は同地でプロデビューを飾っている。
プロ9戦目でWBC王者リカルド・アルレドンド(メキシコ)をノンタイトル戦で破り世界入りした上原氏は、74年8月にホノルルでWBA王者ベン・ビラフロア(比)に挑むも、勝負を焦り2回KO負け。その後、沖縄の上原家に下宿しながら興南高校を卒業。強引に協栄ジム入りさせていた具志堅用高氏が、先に世界王座を獲得。上原氏はその陰で努力を続け、80年8月、米・デトロイトでWBA王者サムエル・セラノ(プエルトリコ)を6回KOし、念願の世界王座を獲得した。
白井義男(カーン)選手が戦った世界フライ級王者ダド・マリノ(米)のトレーナーとして、1951年に初来日して以来、日本のボクシング界の発展に多大な貢献をされて来たイトウ先生は、齢93を迎えられたが大変お元気そうです。後列左はイトウ先生と長い親交がある福井廣海氏。お隣は先代会長の盟友、江口氏夫人の真理子さん。皆様のご健康と、今後のご発展をお祈りいたします。
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