8月、亀海喜寛(帝拳)選手との王座決定戦に勝ちWBO世界スーパーウェルター級の新王者となったミゲール・コット(プエルトリコ)は、12月2日(日本時間3日)に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでラストファイトを予定。対戦相手に元IBF世界ミドル級王者で、WBO世界同級1位のデビッド・レミュー(カナダ)が急浮上している。
ゴロフキンvsカネロ勝者との対戦を希望していたコットだが、両者の戦いは引き分けに終わり、現在、再戦交渉が行われている。カネロは来年5月まで戦わず、プロモートするG・B・P(ゴールデン・ボーイ・プロモーション)は、ゴロフキンに途中試合を挟まないダイレクトリマッチを希望。
前戦以上のオファーが提示される見込みで、戦う王者ゴロフキン陣営がどんな判断を下すのかに注目が集まっている。そんな中、カネロと同じG・B・P傘下であるコットvsレミューが台頭。ウェイト面他の諸条件を含め、コットの最終的判断が鍵を握る状況にある。
コットvsレミューのセミファイナルには、WBO世界ウェルター級2位ルーカス・マティセ(亜)と、元4階級制覇王者エイドリアン・ブローナー(米)の戦いも計画されており、こちらも好カードで実現が待たれます。