WBO世界スーパーフライ級2位にランクされる香港のスーパースター、レックス・ツォ(中国・香港)は、10月7日に地元リングで元WBA世界同級王者河野公平(ワタナベ)選手を相手に、世界王座挑戦に向けての最終テストマッチに挑むが、自らを取り巻くビジネス・シーンとは決別し、河野戦に向け練習一筋の毎日を送っている。
その原因は、7月に自らプロデュースした世界戦興行で、木村 翔 (青木)選手に虎の子のWBO世界フライ級王座を追われたゾウ・シミン(中国)で、「彼のようにならない為に、ボクシングに集中する」と、大一番を前に気合が入る。
スパーリング・パートナーには同日、香港での興行に参戦が決まっている、前WBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級王者渡邉卓也(青木)選手、元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)をKOして注目された、強打のレイ・メグリノ(比)らを相手に調整中。
ツォ、河野選手共に、好戦的なボクシング・スタイルの持ち主だけに、激しい試合になることは必至。河野選手もツォと戦うことに強いモチベーションを感じており、トップランク返り咲きのビッグチャンスに燃えている。楽しみな一戦です。