WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦。チャンピオン山中慎介(帝拳)vs同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)。8月15日、島津アリーナ京都。山中選手は日本タイに並ぶ13度目の防衛戦を迎えた。
亡くなられたフランク・クイル(豪)への追悼のテンカウントが鳴らされた。同氏はWBC立会人として度々日本のリングに登場していた。
日本ボクシング連盟の山根 明 会長も観戦。
女子レスリングで五輪4大会連続メダル獲得の吉田沙保里氏(滋賀県出身)。
ジャッジ、オーレン・シェレンバーガー(米)
ジャッジ、ジョン・スコービー(カナダ)。
ジャッジ、デビッド・サザーランド(米)。
村田諒太(帝拳・左)選手と、帝拳プロモーションの浜田剛史代表(中央)。
真正ジムの山下正人会長(左)。隣はWBA世界スーパーバンタム級王者久保 隼 選手。村田選手、久保選手は山中選手と同じ南京都高の後輩。
レフェリーは、マイケル・グリフィン(カナダ)。
初回からスリリングな攻防戦が繰り広げられた。
山中選手、ピンチではあったが反撃の姿勢を示しており、主審も止めるタイミングを探しているとは思われなかったが、王者陣営からタオルが投入され試合はストップ。
試合は何ともあっけない幕切れとなってしまった。TKOタイム4回2分29秒。
呆然とする山中選手。
喜びの新王者ネリ。
弱冠22歳の新王者は、「絶対的な強さを持った王者になりたい。引退するまで無敗でいたい」。
V13の記録を持つ具志堅氏も放送席で沈痛な表情を見せた。
無念の涙を押えられない前王者。
大和 心 トレーナーと共に、観衆に詫びる山中選手。4回の唐突とも思えるタオル投入に付いては、「早すぎる。耐えて後半勝負のはずだった。最悪だ」」と帝拳ジム・本田明彦会長。帝拳プロの浜田代表は、「俺の指示不足。山中は効いてなかった」と複雑な表情を見せ、陣営の思惑が一致していなかったことが明らかになっている。山中選手。今はゆっくり休んで、歴戦の疲れを癒してもらいたいと思います。