元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)選手が、引退の意向を固めていることが明らかになった事が報道されている。23日に行われたワタナベジムの後輩、田口良一、京口絋人両選手のダブル世界戦の解説を務めた後、内山選手は「自分の考えはほぼ決まっている」と明言。「今週中に会見します」と語っていた。
このニュースに早速、海外のメディア、ファンも反応。11度の防衛を果たした、”KOダイナマイト”への称賛の声が上がっているが、その反面、一度は海外リングで雄姿を見たかったというファン、関係者の声も多数聞いている。
かつてキャンバスへ沈めたブライアン・バスケス(現1位・コスタリカ)は、その後、米・ラスベガスのリングで無敗のホープを破り名をあげ、8月5日(日本時間6日)には、米・ロサンゼルスでワシル・ロマチョンコ(ウクライナ)の世界戦セミファイナルで、ライト級上位のレイ・ベルトラン(メキシコ)との対戦が決まっており、それならば内山選手もという声は多数寄せられていた。
2度敗れた結果が残る、ジェスリール・コラレス(パナマ)はゴールデン・ボーイ・プロモーションと契約。米国第一戦となったロビンソン・カステリャノス(メキシコ)戦では、攻撃的なボクシングを見せたが、脆さを付かれ2度のダウンを喫し、薄氷の負傷判定勝ち。しかし、7万5千ドル(約830万円)だったファイトマネーは、次戦以降、グッとアップするだろう。
ともかく内山選手、ご苦労様でした。正式発表を待ちたいと思います。