Sバンタム級最強を決めるWBC同級名誉王者西岡利晃(帝拳)vsWBO&IBF王者ノニト・ドネア(比)の一戦は、10月13日(日本時間14日)ロサンゼルス郊外のカーソン、ホーム・デポ・センターで開催されるが、これに合わせるように同日もうひとつの注目カードが割り込んでくる。
アブナー・マレス
WBC世界同級正規王者アブナー・マレス(メキシコ)に、WBA世界バンタム級スーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)が挑むというカード(試合地未定)で、西岡vsドネアのトップランク社ボブ・アラムに対し、オスカー・デラホーヤのゴールデン・ボーイ・プロモーションが真っ向勝負を挑む。
両選手共にG・B・P傘下にあり、対戦は時間の問題と見られてきたが、このタイミングに合わせてくるとは。
アンセルモ・モレノ。
残るはモレノ側が1階級上げてのWBC王座挑戦を、WBAにお伺いを立てるといったところだが、モレノのカルロス・ゴンサレスマネジャーが上手いこと話をつけそう。なにせ、ロベルト・バスケス(パナマ)をバンタム級2位にランクさせるほどの腕前ですからね。
マレス26歳、身長164センチ、24勝(13KO)1分。27歳のモレノは身長169センチ、33勝(12KO)1敗1分。ここ10年間負けを知らない。
それにしても、もしもモレノが勝って(もしくは放棄)バンタム級スーパー王座が空席になったなら、WBAは新しいスーパーチャンピオンを作ってしまいそうで怖いです。(;^_^A
ロヘリオ・エスピーノ。
ロヘリオ・エスピーノ傘下のパナマ勢は、本部があるWBA王座を狙わず、他団体王座を目指す傾向にある。リカルド・ヌネスは、9月1日パナマシティにIBF世界フライ級王者モルティ・ムサレーン(南ア)を招き王座挑戦。
アンダーカードに出場する同僚、元WBA世界フライ級王者ルイス・コンセプシオンの狙いはWBC王座だ。これはWBAメンドサJr副会長と、エスピーノプロモーターの関係悪化が原因。
昨年、突然WBAを去ったメンドサjr副会長の片腕的存在、ランキング委員長を務めていたホセ・オリバー・ゴメス氏は、エスピノ氏とは大変親しい関係にあった。WBAも少しずつ、ひずみが入っています。
公的機関であることを忘れてはいけませんね。人は大事にしないと・・・。
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