WBC世界Sバンタム級名誉王者西岡利晃(帝拳)選手と、WBO&IBF同級王者ノニト・ドネア(比)の対戦がついに国内で発表された。試合は10月13日(日本時間14日)米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外カーソンのホーム・デポ・センターで開催される。
今日のWBCニュース でも大きく取り上げられています。
WBCニュース より。
ドネア自身と比国ファンは、西岡選手との対戦を望んでいたが、ビジネス的にホルへ・アルセ(メキシコ)との対戦が優先されようとしていた矢先の急転直下、アルセ圏外の西岡戦決定に、あきらめていた海外事情を知るボクシングファンはホッと安心。
フライ級からSバンタム級まで4階級制覇。さらに上の階級のベルトを手にするため、この試合を最後にフェザー級へ転向するというドネアとの対戦を念願していた西岡選手の執念が実った形となった。
しかし、これはドネア自身、そして比国ファンも望むところで、4階級制覇王者の希望をもかなえたマッチメイクである。
両選手のファイトマネー合計額は、「200万ドルにはなる」(帝拳ジム・本田明彦会長)
今現在考えられる世界Sバンタム級屈指の好カード実現に、早くも有給休暇の申請を行い「観戦に行きます」というファンまで出現。
ドネアvsモンティエル。
さて、人気と名声を得るためには、常に強く、面白い勝ち方を要求されるドネアだが、Sバンタム級へ上がっての2試合は強敵相手に勝ってはいるものの、それ以上は証明出来ていないのも事実。
長身のジェフリー・マセブラ(南ア・前IBF王者)は、現WBA世界フェザー級王者セレスティノ・カバジェロ(パナマ)を大いに苦しめた(1-2判定)事もあり、「わかりませんよ」と言われていたが、ダウンを奪っての快勝はさすがと言う感じ。
だが、「全然面白くないし、たいしたことないよ」という声もあった。
「ウィラポンを超えられなかった男」としてボクシングキャリアを閉じても不思議ではなった西岡選手は、WBC正規王座を7度防衛。その後、狙いをドネア一本に絞り今度が1年ぶりのリングとなるが、ケガとも戦ってきた不屈の男は、元々試合間隔が短い方ではなく心配ないだろう。
西岡vsムンロー。
「3団体統一なら漫画みたいな話」(西岡選手)
WBO、IBF正規王座、そしてWBCのダイアモンド・タイトルが賭けられた大一番。西岡選手にはぜひ勝利してもらい、3団体認定王者としての”リングコール”を響き渡らせてほしい。そして現在、日本非公認団体であるWBO、IBFへの新しい扉を、次世代の選手たちに開いてもらいたいと願います。
この試合にWBAが一切絡んでいないのも、今後のメジャー・タイトルの在り方を見るようで良いですね。(^O^)/
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