WBC、WBO世界スーパーライト級王者テレンス・クロフォード(米)のプロモーター、ボブ・アラムは、クロフォードの次戦は、IIBF世界同級とWBA世界同級スーパー王座を保持するジュリアス・インドンゴ(ナミビア)との王座統一戦になることを示唆。「4団体の王座を統一し、歴史を作り上げよう」と語った。
試合は8月上旬にも開催される予定で、試合地にはクロフォードの故郷ネブラスカ州オマハが候補にあがっている。しかし、懸念されるのはTV局で、今のところ、この時期にHBOのボクシング・スケジュールはない。それでもアラムは、「私はプロモーターとしての仕事をする」と試合開催への自信を見せている。
インドンゴは20日(日本時間21日)に、米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われたクロフォードの最新試合(vsディアス)を、リングサイドで観戦。既にクロフォード陣営と接触しており、対戦に異存はない。
残る懸念はIBFがインドンゴに対して義務付けた、同級1位セルゲイ・リピネッツ(ロシア)との指名試合期限。リピネッツ陣営は早期の世界戦出場を希望し、IBFは例外は認めないとしている。
クロフォードはインドンゴに勝ってウェルター級へ移行。WBO世界同級王者マニー・パッキャオ(比)との対戦を希望。アラムはパッキャオ戦実現にも意欲的で、年内の開催を目指すという。今後に注目。