2015年5月に米・ラスベガスで行われたWBO世界ライト級王座決定戦で、粟生隆寛(帝拳)選と対戦。0.4ポンドオーバーで計量失格。試合後のドーピング検査で、筋肉増強剤スタノゾロールの陽性反応が出て、罰金と出場停止処分を受けるなどしていたレイムンド・ベルトラン(メキシコ)が、世界へ再接近。
一度は2回TKO勝ちとされた粟生戦は無効試合。ファイトマネー8万5千ドル(約930万円)から、30%に当たる2万5500ドル(約280万円)の罰金を課され、9ヶ月間のライセンス停止処分を受けたベルトランは、昨年6月の復帰戦以後3連勝(3KO)。
IBF世界ライト級3位までランクを上げて来たベルトランは、5月20日(日本時間21日)、米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで、同級7位ジョナサン・マイセロ(ペルー)と、IBF世界同級の指名挑戦権を賭けて戦う。
ベルトラン戦を最後に粟生選手がリングから遠ざかっているだけに、日本のファンとしては複雑な思いが残ります。
同日のメインカードはクロフォードvsディアスの世界Sライト級戦で、ベルトランvsマイセロ戦もHBOで放映の予定。35歳のベルトランは、32勝(20KO)7敗1分1NC。対するマイセロは、25勝(12KO)2敗の33歳。
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