IBF世界ライト級タイトルマッチ。王者ロバート・イースターJr(米)vs同級15位ルイス・クルス(プエルトリコ)。10日(日本時間11日)、米・オハイオ州トレド、ハンティントン・センター。地元の王者はこれが初防衛戦で、予想は圧倒的優位。KO防衛が期待された。
デビューから19連勝したものの、2011年11月にファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)に初黒星を喫して以来、試合数も減ったクルスは、22勝(16KO)4敗1分。
試合はロングレンジからジャブ、ワン・ツーを打ち込む王者がペースを握った。
王者は慎重な戦いぶりで、強引に出ることはなかった。
第10ラウンド。開始早々、イースターJrの右で、クルスがダウン。
KOを狙った王者だが、挑戦者の粘りの前にペースダウン。
11回終了間際、王者の右で再びクルスはキャンバスへ落下。
しかし、なんとか立ち上がり終了ゴング。続く最終ラウンドにもイースターJrは右ストレートでダウンを奪った。
しかし、期待のKOはならず試合終了。ラリー・ハザードJr(米)119-106、グリーン・フェルドマン(米)117-108、ジェイミー・ガヤユア(米)118-107の大差でイースターJrが初防衛に成功。
19戦全勝(14KO)無敗となったイースターJrの次期防衛戦は、同級1位デニス・シャフィコフ(ロシア)との指名試合となることが濃厚。