10日(日本時間11日)、米・オハイオ州トレドのハンティングトン・センターで開催されたWBA世界バンタム級タイトルマッチ。スーパー王者ラウシー・ウォーレン(米)へ、同級暫定王者で1位のザナ・ザキヤノフ(カザフスタン)が挑んだ一戦は、ザキヤノフが12回判定勝ち。スコアは116-110、115-111、111-115の2-1。
試合は初回、ウォーレンが2度のダウンを奪う好スタート。しかし、ザキヤノフは2回以降、ショートの右ストレートを軸にしつこく前進。王者はこれを持て余し、ロープを背負いクリンチで逃げる場面が目立つ。
ザキヤノフの攻勢の前に劣勢に立たされたウォーレンは中盤以降、何とか挽回を図るが挑戦者も譲らず試合は混戦に。結局、ザキヤノフが馬力でウォーレンを押し切った。
2015年11月にヨンフレス・パレホ(ベネズエラ)から暫定王座を奪って以来の試合だったザキヤノフ(33歳)は、27勝(18KO)1敗。チーフトレーナーは、リッキー・ハットン(英)。ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ)との再戦を制して以来、約8ヶ月ぶりのリング登場だったウォーレン(29裁)は、14勝(4KO)2敗1NC。