10日(日本時間11日)、英・マンチェスター興行のメイン。IBF世界ヘビー級タイトルマッチ。王者アンソニー・ジョシュア(英)に同級8位エリック・モリナ(米)が挑んだ一戦は、ジョシュアが3回2分2秒TKO勝ち。
試合開始からモリナはロープを背にガードを固める。ジョシュアは多彩な左でタイミングを図り、手を出さない挑戦者を追う。徐々に回転をあげた王者は、第3ラウンド強烈な右ストレートでモリナをダウン。何とか立ち上がったモリナだが、ジョシュアは容赦ない追撃。すかさずレフェリーストップとなった。
圧勝でV2に成功したジョシュアは、18戦全勝(18KO)無敗。次戦はリングサイド最前列で観戦したウラジミール・クリチコ(ウクライナ)との対戦が予定される。全く不甲斐ない戦いぶりで敗れたモリナは、25勝(19KO)4敗。
セミファイナル。WBC世界ヘビー級挑戦者決定戦と銘打たれた12回戦。WBC世界同級10位ディリアン・ホワイト(英)vs同級11位デレック・チゾラ(英)は、両選手、力の限りを尽くした激しい打撃戦を展開。一進一退の攻防戦の末に、ホワイトが12回判定勝ち。スコアは115-114、115-113、114-115の2-1。
前WBA世界スーパーバンタム級正規王者スコット・クイッグ(英)vsWBC世界同級10位ホセ・カエタノ(メキシコ)は、空位のWBAインターナショナル・フェザー級王座を賭けて対戦。クイッグが9回1分23秒TKO勝ちで王座を獲得。