WBA世界ヘビー級1位、前暫定王者のルイス・キングコング・オルティス(キューバ)vsマリク・スコット(米)。WBAインターコンチネンタル・ヘビー級王座決定戦。12日(日本時間13日)、モナコ・モンテカルロ。
スコット=38勝(13KO)2敗1分=が、良かったのはここまで。キングコングにひとにらみされたスコットは、試合開始ゴングとともにフットワーク全開で逃げ回る。
まるっきり覇気のないスコットを攻めるオルティス。HBOの「ボクシングアフターダーク」で全米に放映されている試合だけに、つまらないまま終わらせるわけにはいかない。
第9ラウンドのダウンは、オルティスの左ボディブローによるもの。
ラストラウンド。倒しに行ったキングコングだが、スコットは逃げるだけ。試合は静かに終了ゴングを迎えた。
スコアは120-105、120-106、119-106。スコットに1ポイントを与えたジャッジは、「どうして。悪い冗談!」と揶揄された。
暫定王座は剥奪されたものの、エディ・ハーンと契約を結んだオルティスは、来年にもビッグチャンスが与えられそう。
26戦全勝(22KO)無敗2NC。37歳のキングコングの今後に注目。