12日(日本時間13日)、モナコ・モンテカルロのラ・サル・デゼトワールで開催された、WBA世界バンタム級タイトルマッチ。正規王者ジェームス・マクドネル(英)に、同級2位リボリオ・ソリス(ベネズエラ)が挑戦した一戦は、マクドネルが12回判定勝ち。スコアは116-112、115-113、117-111の3-0。
試合はスタートから挑戦者が豊富な手数で積極的に攻め序盤戦をリード。鼻血を出しながらの戦いとなった王者は、中盤に入りようやく反撃開始。しかし、しぶといソリスはマクドネルの前進を許さず、王者はなかなか自分のペースに持ち込めない。終盤戦もソリスの攻勢の前に、マクドネルはロープを背負うシーンが多かった。
判定が出ると会場からはブーイング。ソリスは苦笑いを見せながらリングを降りている。V5に成功したマクドネルは、29勝(13KO)2敗1分。惜しくも2階級制覇ならなかったソリスは、25勝(11KO)5敗1分。
WBAコンチネンタル・スーパーミドル級王座決定戦。元WBA世界ミドル級暫定王者マーティン・マレー(英)と、23戦無敗(13KO)のWBA世界ミドル級12位ヌー・ラワル(ナイジェリア)の一戦は、マレーが12回判定勝ち。スコアは116-111、117-110、117-110の3-0。