WBAが指令している3団体統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と、WBA世界同級正規王者ダニエル・ジェイコブス(米)の一戦は、入札を待たずに消滅の気配。ゴロフキン陣営のトム・レフラーは、12月10日の対戦を諦め、ゴロフキンの次戦は来年に持ち越す計画であることを明かしている。
両陣営が、最後まで同じ日に同一地区の会場を押さえての交渉となった指名戦は、やはりファイトマネーがネックとなって、交渉は暗証に乗り上げた。
入札になった場合、75%vs25%となっていた報酬分配を、60%vs40%にするよう求めたジェイコブス陣営の訴えを、最終的にWBAは却下。交渉期限の延長を決めたものの、膠着状態が続いていた。
ジェイコブス陣営も12月10日の対戦はないとのコメントを発しており、WBAが予定通り入札を行い、この試合の興行権がどうなるかは分からないが、ゴロフキンvsジェイコブス戦実現は、来年以降となりそう。
なお、レフラーはWBO世界同級王者ビリー・ジョー・ソーンダース(英)との対戦を目指すとしている。